【理系のための企業研究】各メーカーの特徴と方針を知ろう 18回目 (総合電機)日立製作所

理系企業研究(2021年)

ここでは、理系の方向けに、企業の面接官が重要視するやりたい仕事と企業側の事業方針のマッチングを調べる手助けとして、さまざまなメーカーを取り上げ、いろんな事業情報を基に、その企業の特色と力を入れて取り組もうとしている事業(仕事)が何かを紹介してゆきます。

今回は日立製作所を取り上げます。

日立製作所は、「IT」「エネルギー」「インダストリー」「モビリティ」「ライフ」の5つに分けて事業を展開しています。日立製作所の強みは、さまざまな事業領域に展開していることで、各種業種の運用・制御を知っていることだとしています。

そんな日立製作所の事業方針は、

としています。世界各地域で求める価値は様々で、今後はさらにその要求が細分化してゆくことが考えられます。これらに答えるためには、主役はその地域の事業者であり、その地域の要求ごとに商品化してゆく必要があるということです。日立が今後想定する各地域の大まかな需要は以下のようなものだとして、各事業はそれらの需要に対応しようとしています。

引用先:日立製作所 HP 2021中期経営計画の進捗発表 (hitachi.co.jp)

具体的な想像ができるように日本について考えてみましょう。日本が今後求める価値としては、①【国土強靭化】と、②【Society 5.0(内閣府が掲げる、人が中心となって必要とする「物の操作」「物の状態把握」が遠隔でいつでもできる社会)】をあげています。

国土強靭化についてはどんなことが考えられるでしょう、参考例として以下に挙げてみました。

このような事業方針の実現のために、これまでは、世界各地域の日立の事業者が共通で使用可能なIoTデータのプラットフォームとAIの構築を進めてきています。今後は、情報機器を多数の産業に導入し、サービスの提供を進めてゆく方針ですので、エンジニアの方は需要家に近い現地への滞在が必須となることだと考えられます。

もっと、この会社の事業方針を知りたい方は、会社HPのIR資料を見るとより詳細が知れると思います。また、実際の仕事内容について、どのようなことをするのか知りたい方は、最終的に企業を訪ねるのがベストですが、それによって企業に第一印象を持たれるのが怖い、まだ、そこまでしたくないという方は、転職エージェント経由で仕事内容を教えてもらう方がよいと思います。紹介してもらう目的ではなく、個人では聞きにくい情報を企業に聞くためのツールとして利用してみてはいかがでしょう。

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