電気設備に使用される物理現象の仕組み

周波数、無効電力、コンデンサ・リアクトル、電気・磁気双極子、表皮効果、エントロピーなど、電気設備で使用される基本的な物理現象について電圧、電気、磁気など物理量を可視化したイメージ図で解説してます

絵でわかる送配電の仕組み

CT(計器用変流器)を開放状態にすると なぜ 高電圧が発生するの?

CTの二次側を開放状態にすると鉄心内で磁気飽和を引き起こし、鉄心内部の急激な磁束変化により二次側の巻線に高電圧が発生します。ここでは、高電圧が発生してしまうまでの物理現象のメカニズムと、発生する高電圧の大きさは機器のどんな特性によって決ま...
電気設備に使用される物理現象の仕組み

エントロピーとは?なんのための指標?

温かい状態のものを冷やす(温度を下げる)と、そこにあった熱は外に放出されたことになります。温度の上げ下げは、熱エネルギーが移動する方向性を示しています。では、温度を下げたとき、どのくらい熱エネルギーが放出するのか?これを示すのが、エントロ...
電気設備に使用される物理現象の仕組み

無効電力とは何者?有効電力との関係は?

 電気の需要の大部分はモーターで消費されます。無効電力とは、モーターで電力を動力に変換するうえで、発生してしまう力に変換されない磁気エネルギーのことを指しています。  コイルに電流を流すと磁束が発生します。この磁束を利用すれば、以下...
電気設備に使用される物理現象の仕組み

電気双極子・磁気双極子?とは?なぜ原子は+-、SNと極性を持つの?

原子の中の動きは、太陽系の惑星にとてもよく似ています。地球が毎日自転をしながら太陽の周辺を一年で一周するのと同じように、 原子では、電子が電子スピン(自転)をしながら、陽子と中性子で構成された原子核の周りを周回しています。 ...
電気を物理現象のイメージで理解しよう

コンデンサとリアクトルで位相差が生まれる理由

基本的なことですが、意外と正確に理解できている人は少ないのです。ぜひ、正確な物理現象を知ってください。 ★コンデンサ 赤は電圧、黄色は電流(電荷の移動量) コンデンサは、電荷が平板に密集・分散することで電...
電気を物理現象のイメージで理解しよう

周波数・電圧・電流・電力とは?どんな存在?どんな関係性?

★周波数 周波数とは一定速度の回転を生み出すことで、発生する振動のことです。 ★三相交流 三相交流とは:一つの周波数では回転方向が定まらないため、三つ重ねる必要があります。その回転...
電気設備に使用される物理現象の仕組み

表皮効果

電流が発生する磁束が互いに干渉しあうことで、本来流れる電流の量が減少してしまう現象です。 以下の左の図ように、磁石を導体の輪が重なった上部に近づけたとき、電磁誘導によって発生する電流は磁石に近い導体ほど多く流れます。 ...
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