インバータの交流波形の作り方(PWM)

絵と波形でわかるインバータの仕組み

インバータの交流波形はモーターのコイルにおけるリアクトルの影響を利用して作り出されています。直流電源とコイルを繋いだ回路を入り切りすると、リアクトルの性質(※)から電流は以下のように弧を描くような波形を作ります。

※リアクトルの性質がわからない場合は、以前投稿した「コンデンサとリアクトルで位相差が生まれる理由」を最後に貼り付けていますので、ご覧ください

この性質を利用し、以下のような回路で、サイリスタという高速スイッチングの可能な半導体を高速で入り切りすることで交流波形のような正弦波形を作ります。

より正弦波に近づけるためには、サイリスタには高速のスイッチング信号を送る必要があります。そのために、比較器という+側の入力信号が大きいときにOnの電圧出力する機器を使用し、+側に正弦波形を-側に三角波形を入力することで、サイリスタに入力するパルス波を作り出しています。

コンデンサとリアクトルで位相差が生まれる理由 | もしも目指すなら (mazasunara.com)

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