Y‐Δ結線の二次側のS相をB種接地している状態で、単相負荷などを使用しているとき、R相で地絡が発生すると、S相とT相、または、R相とT相の線間電圧はどうなるか?
事故前の各線間電圧が200V(波高値200√2V)とします。
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この時、線間電圧ベクトルのSRは、R相とS相の両側電位が0に近づくため、RS相のベクトルは小さくなります。また、RT相とTS相のベクトルの大きさ(電位差)は、電源側の位相が変化しないため、維持しようとします。
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よって、S相の接地抵抗に過大な電流が流れるものの、R相とT相、または、S相とT相の線間電圧は、通常時と同様の電圧が印加された状態であると考えられます。
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